【体験談あり】在宅翻訳の仕事とは?必要なスキルと収入の目安

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在宅翻訳は、自宅で柔軟に働ける魅力的な仕事です。スキル次第で幅広い案件に挑戦でき、自分らしい働き方を実現することが可能です。特に、語学力を活かした仕事をしたい方や、時間や場所に縛られずに働きたい方に向いています

しかし、翻訳の仕事には専門知識やスキルの習得、継続的な案件獲得のコツが必要です。本記事では、在宅翻訳の仕事内容や必要なスキル、収入の目安、始めるためのステップなどを詳しく解説します。

さと

さとは、2014年1月、英語力も乏しく、専門知識もゼロの状態からオンラインの特許翻訳講座に挑戦しました。正社員として働きながら、保育園に通う子どもがいる状況で、夫の理解がなければ完全に家庭が崩壊していたと思います。

目次

在宅翻訳の仕事内容

在宅翻訳の仕事には、実務翻訳(産業翻訳)、映像翻訳(字幕翻訳)、出版翻訳(文芸翻訳)と多岐に渡ります。もう少し細かく分解すると、だいたい以下のような感じです。

  • 技術翻訳(マニュアル・取扱説明書)
  • 医薬翻訳(論文・治験報告・医療機器関連文書)
  • 法律翻訳(契約書・規約・特許関連)
  • ビジネス翻訳(社内文書・プレゼン資料・報告書)
  • メディア・エンタメ翻訳(映画字幕・小説・ゲーム・広告)

特に、技術文書や医薬分野は需要が高く、継続的な案件を獲得しやすいのが特徴です。

特許翻訳は高い専門性が求められる分、報酬単価も比較的高く設定されています。

さと

さとは特許翻訳でスタートして、途中、念願だったゲーム翻訳にも挑戦し、報酬をいただくことができました。

また、一般的な翻訳案件のほかに、機械翻訳(MT)を活用したポストエディットという仕事も増えています。これは、翻訳ソフトが出力した訳文を修正する作業で、初心者でも挑戦しやすい分野です。

翻訳の仕事では、単に「英語ができる」だけでは不十分です。原文の内容を正確に理解し、分かりやすく訳す能力が重要になります。そのため、専門知識の習得やリサーチ力も欠かせません

雇用形態と収入の目安

在宅翻訳の雇用形態には、業務委託契約やフリーランス契約が一般的です。フルタイムの会社員として働く場合もありますが、自由度の高い働き方を求める人には、フリーランスの方が向いています。

翻訳の報酬は案件やスキルによって異なり、以下が目安です。

さと

内容の難易度や言語ペアによって変動するので、あくまで、目安として考えてくださいね。

翻訳速度の目安

  • 初心者レベル1時間あたり1000〜1500文字
  • 中級者レベル1時間あたり1500〜2000文字
  • 上級者レベル1時間あたり2000〜2500文字

※横にスクロールできます

翻訳レベル 文字単価 時給換算(1000文字/h) 時給換算(1500文字/h) 時給換算(2000文字/h) 時給換算(2500文字/h)
クラウドソーシング案件など 1円〜3円 1,000円〜3,000円 1,500円〜4,500円
専門性のある翻訳 5円〜7円 5,000円〜7,000円 7,500円〜10,500円 10,000円〜14,000円
医薬・法律・特許翻訳など 8円〜10円以上 8,000円〜10,000円 12,000円〜15,000円 16,000円〜20,000円 20,000円〜25,000円

※ 案件によっては、1ワードごとの単価(英日翻訳なら10〜30円/ワード)で報酬が決まることもあります。

さと

参考までに、特許翻訳で初月68,000円、ゲーム翻訳で初月79,000円の報酬でした。どちらも業務委託です。

翻訳で安定した収入を得るには、継続的な案件獲得とスキルアップが必須です。また、クライアントとの信頼関係を築くことが、長期契約につながる重要なポイントになります。

必要なツールとスキル

① 翻訳支援ツール(CATツール)

翻訳の効率を上げるために、CATツール(翻訳支援ツール) を活用するのが一般的です。

  • SDL Trados Studio(業界標準の翻訳ツール)
  • memoQ(直感的な操作が可能で、人気のツール)
  • Wordfast(低コストで使いやすい)
  • Google翻訳+ポストエディット(簡単な翻訳案件向け)

特に、Tradosは多くの企業や翻訳会社で標準的に使われているため、学習しておくと案件獲得の幅が広がります。

さと

さとが翻訳支援ツールの講座を運営していた2016年〜2022年当時、翻訳支援ツールはそこまで広く普及しておらず、「一般的」とは言い難い状況でした。

② 翻訳スキル(英語力+専門知識)

翻訳の仕事では、英語力はもちろん、専門分野の知識やリサーチ能力も求められます。

  • 英語スキルの目安
  • TOEIC900点以上
  • 英検準1級~1級
  • ビジネス英語や専門用語の理解

英語力があっても、分野ごとの専門知識が不足していると案件を獲得しづらいため、興味のある分野の知識を深めることが重要です。

在宅翻訳を始めるためのステップ

① 求人サイトやクラウドソーシングを活用する

  • アメリア」「 ランサーズ “>ランサーズ」などで案件を探す
  • 翻訳会社のトライアル(採用試験)に挑戦する
さと

特許翻訳の求人は「パテントサロン」と「翻訳者ディレクトリ」で探していました。ゲーム翻訳はインターネットで「ゲーム 翻訳 募集 求人」などで検索して、募集している会社に片っ端からメールしました。

② 専門分野を絞る

  • 需要が高い技術・医薬・法律分野 がおすすめ
  • 自分の得意な分野を見つけ、効率的に案件を受注

③ スキルアップを続ける

  • 翻訳講座を受講(日本翻訳協会など)
  • CATツールを活用して作業効率を向上
  • 最新の翻訳トレンド(機械翻訳+ポストエディットなど)を学ぶ

在宅翻訳のメリットと課題

メリット

  • 自宅で自由に働ける
  • 自分のスキルを活かして収入を得られる
  • 案件次第で高収入も可能

課題

  • トライアルに合格する必要がある
  • トライアルに合格してもすぐに案件をいただけない場合もある
  • スキル維持と向上が必須(常に勉強が必要)
  • フリーランスの場合、収入が不安定になることも

在宅翻訳は高収入を狙える一方で、実績やスキルアップが求められる仕事です。そのため、継続的な学習と自己投資が成功のカギになります。

在宅翻訳の仕事とは?まとめ

在宅翻訳は、スキルや努力次第で安定した収入が得られる魅力的な仕事です。しかし、初心者がすぐに高収入を得るのは難しく、地道な経験を積みながらスキルを磨いていくことが大切です。

まずは クラウドソーシングや翻訳会社のトライアルで実績を作り、専門分野を絞って案件を獲得することから始めましょう。

「翻訳を仕事にしたい!」と思っている方は、小さな一歩を踏み出し、経験を積みながら理想の働き方を実現していきましょう!

この記事を書いた人

在宅ワークを始めようを運営している50代主婦の「さと」です。在宅ワーク歴は2025年で10年目になります。体験談なども交えながら、在宅ワークに関する情報を日々更新しています。

雑記ブログ「フォトコト-在宅ワーカーのくらしブログ」も運営中です。

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