「プラグイン」とは、ブログに新しい機能を簡単に追加できる拡張ツールのことです。
たとえば、SEO対策を強化したり、サイトの表示速度を改善したり、セキュリティを強化するなど、目的に応じてさまざまな機能を組み込むことができます。

プラグインは、専門的な知識がなくても、簡単に導入して設定できるので、プログラミングスキルがない私からしたら神のような存在です。
WordPressの公式サイトには数千種類以上のプラグインが無料で公開されており、自分のサイトに合ったものを選んで使うことができます。
プラグインを入れすぎるとサイトの表示速度が遅くなることもあるので、必要なものだけを厳選して使うのがポイントです。また、使用するテーマによっては相性が悪いプラグインもあります。テーマの配布先や購入先でよく調べてからプラグインを導入するようにしましょう。



プラグインをうまく活用して、WordPressを便利に使いこなしましょう!
不要なプラグインを削除
初期状態では「Hello Dolly」などの不要なプラグインが入っているので削除しましょう。


設定方法:【プラグイン】>【インストール済みプラグイン】



プラグインが「有効化」されていたら一旦「無効化」してから「削除」を選択してくださいね。
プラグインの追加
日本語文字化け対策
WordPressのテーマによっては、日本語が文字化けすることがあります。ついでなので、日本語文字化け対策用のプラグイン「WP Multibyte Patch」をインストールしてみましょう。有効化することで、文字化けを防止できます。


追加方法:【プラグイン】>【新規プラグインを追加】>【プラグインの検索】に「WP Multibyte Patch」と入力。
『今すぐインストール』>『有効化』
この手順でブログ運営や執筆に必要なプラグインを追加して使用できます。ただ、先にも書きましたが、使用するテーマによっては相性が悪いプラグインもあるので注意してくださいね。
本体・テーマ・プラグインの更新はマメにしよう
セキュリティを保つために、WordPress本体・テーマ・プラグインは常に最新の状態に保ちましょう。やり方はとても簡単です。


設定方法:【ダッシュボード】>【更新】から確認し、必要なものを更新。



WordPressでブログをはじめたばかりのときはプラグインがほとんどインストールされていないので、更新するものがありません。
プラグインの更新
とっても便利なプラグインですが注意すべき点がひとつあります。それは「プラグインの脆弱性」です。
「脆弱性」というのは、プログラムに含まれるセキュリティ上の欠陥や弱点のことです。これが原因で、サイトが第三者に不正アクセスされたり、ウイルスを仕込まれたりするリスクが高まることがあります。特にWordPressは世界中で使用されているため、ハッカーの標的になりやすく、脆弱性を悪用されるケースが後を絶ちません。
プラグインの脆弱性を防ぐための3つのポイント
プラグインは最新バージョンに更新する


プラグインの開発者は、脆弱性が見つかった場合に修正バージョンを提供します。そのため、定期的にプラグインを最新バージョンに更新することが非常に重要です。更新しないまま使い続けると、古いバージョンの脆弱性を狙われて攻撃されるリスクが高まります。画像は良くない例です(苦笑)
不要なプラグインは削除する
使っていないプラグインがあれば、無効化するだけでなく削除しましょう。無効化しただけでは、脆弱性が残ったままになる可能性があります。
信頼できるプラグインを使用する


インストールするプラグインは、公式のWordPressプラグインディレクトリから選び、評価やレビューを確認することをおすすめします。開発者が信頼できるか、更新が定期的に行われているかを確認しましょう。
更新日が半年前や1年前になっていたり、有効インストール数や星の数が少ないプラグインは避けましょう。また、使っている「使用中のWordPressバージョンで未検証」となっているプラグインも使わないほうが無難です。


おすすめのプラグイン
少し前まで問題のなかった有名なプラグインであっても、WordPress本体の最新バージョンに対応できていなかったり、バージョンアップ時になんらかの影響でプラグイン側が不具合を起こすことはあります。
プラグインとテーマのどちらが悪い、ということでもなく単に相性が悪いだけというパターンも結構あります。
テーマごとに、おすすめされているプラグインや逆に相性の悪いプラグインもあるので、使っているテーマの公式サイトやインターネットで事前に調べてからインストールするようにしてくださいね。
以下に代表的なテーマのプラグインに関する記事をピックアップしておきますので、参考にしてくださいね。
- Cocoonテーマとあわせて使用するのにお勧めなプラグインまとめ ※公式
- Lightningテーマのインストール後に追加必須のプラグイン7+8選※takalogさま
- SWELL 推奨プラグインと非推奨・不要・注意すべきプラグインについて ※公式
- アルバトロス・ハミングバード・ストークと相性の良いプラグイン ※公式



プラグインの使い方や設定方法は「プラグイン名 + 使い方」などで検索すればたくさんの方が解説してくれていますので探してみてください。
セキュリティ系
Wordfence Security
WordPressサイトを外部からの攻撃やセキュリティリスクから守るための総合的なセキュリティプラグインです。ユーザー管理のセキュリティ強化や二段階認証の設定も可能で、初心者から上級者まで幅広く利用されています。
XO Security
WordPressサイトを不正アクセスやセキュリティリスクから守るための軽量なセキュリティプラグインです。ログイン試行の制限やXML-RPC機能の無効化、管理画面のURL変更といったセキュリティ対策が簡単に設定できます。
加えて、管理者への通知機能やダッシュボードの不要な情報を非表示にする機能もあり、管理画面をスッキリさせたい場合にも有効です。
ログイン系のセキュリティを強化できるプラグイン。日本語で設定できるのもうれしいポイント。
All In One WP Security
WordPressサイトを総合的に保護するためのセキュリティプラグインです。ログインセキュリティ、ファイアウォール、データベース保護、スパム防止など、多岐にわたるセキュリティ機能を提供し、サイトの脆弱性を効果的に強化します。
「とりあえず、インストールしておけば安心」みたいに言われている有名なセキュリティ系プラグインです。
バックアップ系
BackWPup
バックアップ先は私はいつもGoogleDriveにしています。このプラグインを使用しなくても、最近ではレンタルサーバーでバックアップを取る機能があります。
SEO系
SEO SIMPLE PACK
複雑な設定が不要で、インストールするだけで基本的なSEO設定が自動で最適化されるのが特徴です。メタタグの設定やOGP(Open Graph Protocol)対応しています。
OGP(Open Graph Protocol)とはブログやサイトがSNSでシェアされたときに、タイトルや画像、説明文などを自動で適切に表示するための仕組みです。FacebookやTwitterなどのSNSでリンクを共有した際、OGPが設定されていれば、視覚的に魅力的なプレビューが生成されます。
XML Sitemap & Google News
XMLサイトマップを自動生成するプラグインです。サイトマップを生成することで、GoogleやBingなどの検索エンジンにサイトの構造を正しく伝え、インデックス速度を向上させることができます。
「インデックス」とは、ブログの記事が検索エンジンに登録され、検索結果に表示される状態のことを指します。インデックスされることで、読者がGoogleやYahooなどの検索エンジンを使ってあなたの記事を見つけやすくなります。
お問い合わせフォーム
Contact Form by WPForms
直感的に使えるのでおすすめです。一部有料ですが、個人ブログであれば無料版でも十分です。